木場克己 著『体幹力を上げるコアトレーニング』
いやいや、長友までは。
野球熱も冷めたこの頃(日本シリーズやってるが)、いまだに気になっているのはブルペン大王、涌井秀章投手のトレーニングぶりである。
なんか楽しそうだなー。身体に良さそうだなー。
しきりに感心していたら、同行の友人に「そんなに気になるならやってみればいいじゃないですか。あれ、すごく身体にいいんですよ」と言われた。
そういう手があったか。
ところが、残念ながら涌井のトレーニングの本は出ていなかった。やむなく購入したのが本書、長友佑都のトレーニングを担当した方が書いたものである。
本書トレーニングの特徴は以下の三点。
・器具を使わず、自体重だけを負荷とするトレーニングなので、ケガや無理がない
・やる項目が決まっており、迷わず30分ほどで出来る
・上級者から運動不足の初心者まで対応している
※大事なところだけ赤で書きました。
本を開いて始めてみると、ありがたいことに最初のストレッチから写真付きで説明されていた。
運動不足を通り越して運動飢饉状態の身は、運動しようにもその動きが出来ん。というところから始まるが、幸いどうにかできる内容である。
ストレッチを終えて、初心者向きの動きを10項目やると30分くらい経っていた。
翌日。効果はすぐに出た。
朝起きても、身体が痛くならない。
※「何それ?」と思った方は、運動不足を理解していません。
中年にさしかかって気づいたが、これだけ運動不足&ご年齢だと何かちょっとやっただけで劇的に効果が出る。
今のところは長友さんの写真どころか中級編すらろくに見えないが、徐々に身体のバランスが整い、体幹に力がついてくるらしい。楽しみである。
そして本書を読んではっきりした。
涌井さんのトレーニングは上級者(プロ)のそれだ! ←すみません、当たり前のことを言いました。
それにしても、あれだけのトレーニングをしながら、涌井さんは楽しそうだった(勘違いかもしれないが)。
しかし、このまま続けて行けばいつか涌井さんのようにほいほい出来るようになるかもしれないじゃないか。
勝手にトレーニング目標に涌井選手をお迎えして、初心者向け運動を繰り返す昨今である。
涌井投手を抑えに回したことでこんな結果になっているとは、球団幹部も思いつかない話だが、個人的にはそろそろ「まあ今期も活躍したし、よかったんじゃないか」と無責任に言いたいところ。秋もまもなく終わる。
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