fc2ブログ

木場克己 著『体幹力を上げるコアトレーニング』

taikanryoku.jpg
いやいや、長友までは。

野球熱も冷めたこの頃(日本シリーズやってるが)、いまだに気になっているのはブルペン大王、涌井秀章投手のトレーニングぶりである。
DSC01711.jpgDSC01712.jpgDSC01719.jpg
なんか楽しそうだなー。身体に良さそうだなー。

しきりに感心していたら、同行の友人に「そんなに気になるならやってみればいいじゃないですか。あれ、すごく身体にいいんですよ」と言われた。

そういう手があったか。

ところが、残念ながら涌井のトレーニングの本は出ていなかった。やむなく購入したのが本書、長友佑都のトレーニングを担当した方が書いたものである。
本書トレーニングの特徴は以下の三点。

・器具を使わず、自体重だけを負荷とするトレーニングなので、ケガや無理がない
・やる項目が決まっており、迷わず30分ほどで出来る
・上級者から運動不足の初心者まで対応している
※大事なところだけ赤で書きました。

本を開いて始めてみると、ありがたいことに最初のストレッチから写真付きで説明されていた。
運動不足を通り越して運動飢饉状態の身は、運動しようにもその動きが出来ん。というところから始まるが、幸いどうにかできる内容である。
ストレッチを終えて、初心者向きの動きを10項目やると30分くらい経っていた。

翌日。効果はすぐに出た。
朝起きても、身体が痛くならない。 
※「何それ?」と思った方は、運動不足を理解していません。

中年にさしかかって気づいたが、これだけ運動不足&ご年齢だと何かちょっとやっただけで劇的に効果が出る。
今のところは長友さんの写真どころか中級編すらろくに見えないが、徐々に身体のバランスが整い、体幹に力がついてくるらしい。楽しみである。

そして本書を読んではっきりした。
涌井さんのトレーニングは上級者(プロ)のそれだ! ←すみません、当たり前のことを言いました。

それにしても、あれだけのトレーニングをしながら、涌井さんは楽しそうだった(勘違いかもしれないが)。
しかし、このまま続けて行けばいつか涌井さんのようにほいほい出来るようになるかもしれないじゃないか。
勝手にトレーニング目標に涌井選手をお迎えして、初心者向け運動を繰り返す昨今である。

涌井投手を抑えに回したことでこんな結果になっているとは、球団幹部も思いつかない話だが、個人的にはそろそろ「まあ今期も活躍したし、よかったんじゃないか」と無責任に言いたいところ。秋もまもなく終わる。
スポンサーサイト



Michael Krondle 『Sweet invention : a history of dessert』

sweet invention
カワイイ。

新しい授業の準備で完全にテンパっている昨今、大学図書館に所蔵がないので購入した資料。
『甘い発明:デザートの歴史』、お菓子の歴史の本である。
※何で授業にそんな本が!?と言いますと、聞くな。としか答えようがない。

世界各国の伝統的な菓子について、概容と歴史、さらにレシピを付した一冊だが、実際に手に取ってみるとこれがまあカワイイ。

目次がまず面白い。
1. Sacred Fudge (聖なるファッジ)-- インド(ロッソ・マライ)
2. 千と一つの甘いひだ -- 中東(バクラヴァ)
3. お砂糖とスパイス -- イタリア(ヴェネツィア風イースターケーキ)
4. ケーキを食べさせればいいじゃない -- フランス(ガトー・サントノーレ・ア・ロランジュ)
5. シュラークとシュトラウス -- ウィーン(モカ・トルテ。ヘーゼルナッツのプラリネ添え)
6. 甘味の民主主義 -- アメリカ(レッド・ヴェルヴェット・カップケーキ。ラヴェンダー・アイシング添え)
終章 カップケーキとマカロン

『キン肉マン』の超人並みにベタともいえるが(インドはちょっと賢めですが)、なんともおしゃれで、装丁もチョコレートのパッケージ風にスウィート。

そして何より、洋書ハードカバー本なのに、お値段が1,541円。

これはカワイイ。

肉巻おにぎり

nikumaki.jpg
無我夢中。

CS二日目。なんと3塁側フィールドビューシートに当選したので、大変近いところで試合を見ることが出来た。
しかもブルペンのすぐ近くだ。
wakui.jpg
涌井さんご出勤。

CSともなるとプルペンも豪華。先発の岸が好投したのであまり出番はなかったが、十亀・菊池・大石・ウィリアムス・岡本・長田がぎっしり詰まって、和気あいあいとしたアップ風景が見られたのも良かった。
※なお、出勤するなり涌井さんは十亀さんの白髪を抜いてやってました。猿山か。

ただ、異常にフィールドに近いという席事情からほとんど飲食販売が来ない。試合の合間を縫って肉巻おにぎりを購入し、どうにかかぶりついた。
おいしいなあ!
油・肉・飯の最強トリオをじっくりかみしめたいのだが、とにかく試合から目が離せない。ブルペンも肉も気になるものの、

「…こっち来るぞぉぉぉーーーーーーっ!!」  ゴッ!!!

ファールボールが二つ隣の女性客のボディーに入った。極楽と地獄は紙一重だ。
ボディーにダメージを受けた女性客は涙ぐみながらも「試合終了まではここに居たいので…」と駆けつけた職員に告げていた。フィールドビューシートの魅力はもはや魔物だ。

いろんな意味で心臓バクバク状態で見守った試合は涌井さんがきっちり〆て8-0で西武が圧勝。
中島選手とハイタッチしてから家路についた。

今年のドーム観戦はこれにて打ち止め。いい年だったと思う。

埼玉西武ライオンズOfficial勝サンド

DSC01656.jpg
ひと目で牧田と判る写真。

CSが始まった。気合を入れて開始1時間半前に西武ドームに着いたので、西武ライオンズOfficial勝サンドが買えた。普段はけっこう売り切れているのだ。

名前が名前だけにゲン担ぎにちょうどいいランチだが、結局さぼてん特製カツサンドでは?と思って開けてみると
DSC01652.jpg DSC01654.jpg
意外にライオンズな一品。選手カード+Lions焼印入り。

ぱくぱく食べながら元気に観戦を開始した。
ところが。
ソフトバンク摂津の好投もあって、どんよりするほどヒットが出ない。
4回、5回と進み、ついに6回に入って、ブルペンに涌井さんが入ってきた。
例によって柔軟したりバランスボールに乗ったりスキップしたりして入念に身体を整えていたが、試合はなかなか一打が出ず、投球したりへんてこなバーを背中に敷いて肩甲骨を整えたりしている間も刻々と回は進んでいく。

しかしいろんなトレーニングがあるものだなあ。涌井さんの練習メニューの本とか出てないのかな。

と感心していたらライオンズは2-1で惜敗してしまい、涌井さんの出番はないまま終わった。
なんだかずいぶんもったいない感じだが、まだ明日もある。
立ち上がって勝サンドの空箱をくず箱に捨て、ドームを出る観客の群れに混ざった。

続きを読む

パリーグCS 西武・ソフトバンク戦 先々行抽選予約チケット

hl_csSpecial01.jpg
31時間。

せっかく西武ライオンズファンクラブに入ったからには、出来ることはすべてやろう。
この決意のおかげで今年はいろいろと楽しい体験が出来たが、ついに西武ライオンズはクライマックスシリーズに突入し、ファンクラブのチケット先々行抽選がやってきた。
争奪必至なので、ここは出来たら当たりたいところだ。
友人とも相談して「応募できる限りの席に応募する」というシンプルな案に落ち着いた。

・先々行抽選は、席種によってブロック分けされており、各ブロック3席種まで応募できる。
・同一日の座席が重ねて当選することはないため、併願も可能である。
システムの説明をふんふんと読み進め、抽選結果発表の記述に少し首をひねった。

・当選発表は10月9日18時以降

以降、とは、なんだ?
応募〆切が前日の13時だ。その後、29時間で処理しきれない何かがあるのだろうか。

予感は的中した。当日、18時になっても何の反応もない。

19時になっても「抽選待ち」のままだ。いったい何が起こっているんだ?
【想像】併願可能かつ当選席種は一日一席種というシステム上、確認作業に手間取っている。
【想像】業者のまとめ買い対策に備えて念には念を入れている。
【疑惑】実はファンのランクで当選確率が異なるので(←根拠なし)、複雑な計算式の操作に手間取っている。
【想像】なんと人力でくじ引いて当選者を出している。
【疲労】麺をゆでている。

首をひねりながら夕飯を食べ終え、疑念まみれの頭を抱えてPCに戻ると、メールが届いていた。

>件名:当選メール

わかりやすい。このドキドキの数時間はなんだったんだというほどの明快さだ。
当選の感動にじわじわと浸っていると、追い打ちをかけるように「先々行抽選結果のお知らせ」というメールが続々やってきた。このやたら丁寧なメールはすべて落選通知(併願の残り)だ。
落選通知は述べ2時間かけて一つ残さず当方に届いた。

しかし、抽選といい通知といい、常にない時間のかかりっぷりだ。
〆切以降の31時間にいったい何が起こっていたのだろう。CSともなると応募者数もケタ違いのはずである。
恐ろしいほどの作業が背後にあったんだろうな、と少し気が遠くなった。



ま、ただテキトーに遅れちゃっただけかもしれないが。

刺繍のブラウス

blouse.jpg
あたらしい日

さんざ気を揉んできた新しい講義もどうにか初回はうまく行ったようだ。
気立てが良さそうな学生さんでよかったよかった。

資料やら機材やらを抱えての帰り道、古着屋で刺繍のブラウスを見つけた。
アメリカで仕入れたものだそうで、着易そうだし、刺繍もほどほどでかわいらしい。
お値段もかわいいので早速買った。

お金を稼いだとき、目の前に欲しいなあと思うものがあって、それを買えるのはやはり幸せだ。
今日はいい日だったなとブラウスを見るたび思う。
モノより思い出かもしれないが、その思い出を保ってくれるのもやっぱりモノである。

ローズネットクッキー

rose_net.jpg
不惑。

今日、通勤途中にものすごく怖いゆるキャラに遭遇した。
melongumakun.jpg
夕張のメロン熊くん。 ※周辺が無人なところにご注目ください。

顔も姿も恐ろしいが、暴れたり観客に飛びかかって頭をガリガリ齧ったり、とにかく怖い!!
ゆるキャラとは思えぬたたずまいに、携帯で撮影する人々(含 自分)の顔も戦場カメラマン並みに必死だ。
なんで通勤中にこんな熊に遭うんだ、これで頭齧られたら労災になるんじゃないか。

というか、言うてなんだが、北海道の人はなにか間違っているんじゃないか!?

なんでこんなものすごく怖いゆるキャラ作るんだ!コイツ全然ゆるくないじゃないか!
ゆるキャラって愛されるために生まれて来たんじゃなかったのか。
恐怖の行動を繰り返していたメロン熊くんは主催者サイドの「はい、メロン熊くーん、決めポーズお願いしますー」の一言でビシッと静止した(そこで上記の写真が撮れた)。

決めポーズまで怖い!

先日、東洋文庫でくまモンと触れあってゆるキャラ性善説に完全に傾いていた自分を深く恥じながら、逃げるように職場に向かった。
kumamon.jpg
思い出のくまモン。子供にモテモテ。

職場で旧知のH先生に恐怖体験を訴えながら、今しがた買ったローズネットクッキーをほおばった。
甘いものは心のドキドキ感をなだめてくれる。

しかし、通勤中に熊。なかなかぐるぐるする状況は常のことかもしれないが、なんと今日は誕生日だ。今日から40歳なのである。

不惑、かなり厳しい。

初日からハードルの高さを思い知り、暗然たる気持ちで仕事を終えると、外はいつの間にかすさまじい土砂降りになっていた。
プロフィール

カッタ

Author:カッタ
72年生まれ。
ちまちまとモノを購入するのが好き。
小銭に弱い。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード