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スジャータアイス ずんだ味

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旅。

出張で青森に行った。一年ぶりの青森出張で、気楽さもあったけれどしっかり勉強もして充実感を味わった。
帰途、新幹線も幸いうまく荷物を棚に乗せられて、一安心。せっかくの帰り道なので、ちょっと豪華な駅弁を買った。
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パッケージと中身がまるで同じの「海女のうに弁当」!

蒸しウニがうまい。茶飯がうまい。新幹線はなんかあわただしいけど、ほのかに旅だなー。

そのまま首枕に頭を乗っけて眠ることしばらく。車内ワゴン販売のお姉さんがやって来た。
ふと、思った。
もしかして、新幹線名物のスゴイカタイアイス(ガキガキに凍ったアイスでなかなか食べられないという伝説がある)も売っているのでは?
「すみません、アイスは何がありますか」
とお姉さんに尋ねると、「バニラと、ずんだです」

ずんだ。いかにも東北出張らしい!!

「ずんだください!」
と言って購入したスゴイカタイアイス「ずんだ」400円。
スゴイカタイアイスを買うのは初めてだが、確かにほれぼれするほど固い。でもまあ、夏の新幹線車内、端から少しずつ削っていけば食べられる。
あーー、ずんだ、大正解。味が優しい。ふんわりずんだの味。
今回の出張、なんだかほんとによかったな。勉強になったし、弘前はいい町だった。

ずんだアイスをしっかり食べ終えると、大宮はまもなく。しゃっきり目を覚まして下車できたのだった。
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L's CRAFT 窯焼きピザ 5種類のチーズ

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奇跡。

寄る年波と衰えぬ食欲のせいで、最近の自分の大型化(要はデブだ)には看過しがたいものがある。しかし運動嫌いは治らず、多少ご飯を減らしたくらいでは体重はほとんど変わらない。200グラムくらいの増減で一喜一憂している。

ところが、先日、謎の現象が起きた。

ベルーナドームに西武ライオンズ戦を観に行ったとき、TV番組で紹介されて以来、めちゃくちゃ混んでいると知りつつもL’sCRAFTの「5種類のチーズの窯焼きピザ」を並んで買って食べた。焼きたての窯焼きピザを求めた人がすさまじい螺旋を描いて並んでいる最後尾について待つこと40分。だいぶ前に来ていたにもかかわらず、私のピザが出来上がったとき、すでに試合は2回に入っていた。
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そのときのピザ。熱々でめちゃくちゃうまい。

カリカリ・ふかふかの熱いピザ生地、耳にまで織り込まれたチーズ、絶妙なトマトソース、たっぷり乗せられたチーズの真ん中に重量感あるカマンベール。
うまい。ほとんど暴力的にうまい。
すっかり満足して食べ終えると、蒸し暑い球場の中で口直しにアイスクリームが食べたくなり、31アイスクリームのストロベリーアイスを買って食べた。
ああ、幸せだ。おいしいものを食べて、野球が見られるなんて。
しかもライオンズも勝った。満足して帰途につく。良い日だった。

すると翌朝、体重計に乗った私は目を疑った。体重が1.2キログラムも減っていたのだ。
まじか。何の身に覚えもない。強いて挙げれば、夕飯の窯焼きピザを食べたのは18時過ぎで普段よりも早かった。そのくらい。
しかし、それでこれまで頑として減らなかった体重が減るなんてあるのか。
というか、ピザってダイエットメニューなのか?それはさすがにおかしくないか。
何か見間違えたのかもしれない。

という訳で、次のベルーナドームの西武ライオンズ戦で、検証実験をしてみた。まったく同じメニューをもう一度食べよう。
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蒼空が似合う愛斗。

前回手際よくさばいていたレジのお姉ちゃんがいないせいか、窯焼きピザはまさかの1時間待ち。1時間じりじり立ちんぼうで待ち、ようやくピザを受け取ると、席について大事に大事に食べる。

熱々でふかふか。ああうまい。本当にうまい。トマトの酸味、チーズの塩味がたまらない。

次はアイスクリームだ。ストロベリーアイスをじっくり削りながら食べる。
なんとこの日もライオンズは勝利し、いい気分でうだるような暑さの中を帰ってきた。

そして翌朝。今日、体重計に乗ってみたら、やっぱり1キロ減っていた。
何故だ? どうした? ピザって瘦せる食べ物なのか!?
謎はまったく解けないが、とにもかくにもここに「史上初、窯焼きピザ・ダイエット」が爆誕した。
青い鳥はこんなところにいたのだね。

しかし、このダイエットには一つの難がある。何故か(理由はわかっている)、夜には体重が戻る。
微妙にぽっちゃりした青い鳥なのだった。


鍋敷き

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ぐるぐる。

3年ぶりの国外出張でモロッコに行った。
モロッコは素敵な手工芸品が多い、という印象があったので、あれも欲しいこれも欲しいと思っていったのだが、到着して「これは買おう」と思いついたのは鍋敷き。
植物を編み上げた素朴な丸い鍋敷きだが、日本で買うとえらく高いからだ。

さっそくみやげ物屋の店先で鍋敷きを並べて選んでいたら、店主が説明してくれた。写真左側の鍋敷きは、首都ラバト周辺で作られたもので、写真右側の鍋敷きはマラケシュ製。産地で材料も編み方も少しずつ違うらしい。
言われてみれば、たしかに違う。マラケシュのは大判で繊細、ラバト製のは手もついていて使いやすそうだ。

「そんなこと言われるとますます迷うなあ」とウンウン言いながら鍋敷きを見ていると、店主が言った。
「なら両方買えばいいじゃないか」
「えー」
「どっちにもいいところがあるし、値段も大したことがない。かさばらないから持って帰るのも邪魔にならない。1枚買うのも2枚買うのも大差ないよ」
すごい説得力。すっかり感心してしまい、両方買って帰ったのだった。

結論から言えばこれは大正解だった。
帰国してから気づいた。

鍋敷きはラバト製のがおよそ20センチ。マラケシュ製のは20センチ以上でけっこう大判だった。
ラバト製の鍋敷きは万能選手だ。場所もとらないし、何を載せても問題ない。
大判のマラケシュ製はフライパンもどっしり受け止める。
めちゃくちゃ便利じゃないか。そうか、鍋敷きはサイズ別にいろいろ使えるんだな!(鍋敷きとしてだが)

今まで、鍋敷きは小型と中型が一個ずつあればいいと思っていた。なんなら小は大を兼ねるくらいに考えていた。
いや違う!でっかい鍋敷き、本当に便利だ!食卓の鍋がこんなにも安定するなんて。鍋が安定するとこんなにも落ち着くなんて。

言葉足らずがもどかしい。ああ、いい買い物した。



浅草寺おみくじ

久しぶりに浅草に行った。寄席の夜の部を観に行ったので、夕方に着いてみると仲見世通りはほぼほぼ閉店。
そのまま抜けて浅草寺に行って、おみくじを引いた。

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安定の凶。

浅草寺で凶以外を引いたことってあったかなあ。あっても絶対に前世紀だな。
よく読んでみると、内容はそう悪くもない。強引に行っちゃいけませんよ、くらいの話で、そうそう悲観するものでもない。

でも、もちろん浅草寺の境内に結んできた。縁起でもない。

厄払いに上方落語聞いてパアッと笑って帰ってきました。あー、こういう人生の過ごし方があるんだなあ。


八木久美子(編)『イスラーム文化事典』丸善出版

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珍本か、欠陥品か

年が明けてようやく予約していた『イスラーム文化事典』が到着した。
立派な本だ。そして率直に言えばめちゃくちゃ高い本だと思う。
いやいやいや、29,700円! 豪華執筆陣&多数執筆とはいえ、これはすごい。

しかも、中身をちらちら読みはじめていたこの頃、衝撃のニュースが飛び込んできた。
『イスラーム文化事典』に実は誤植があり、まもなく差し替え版が出る。

えっ?

手元にある『イスラーム文化事典』を調べてみたら、誤植部分は割とすぐに分かった。2語しか違っていないが、標題紙。
うーん、なるほど、本文ではないけれどこれは要修正だ。
出てすぐに気づいたので、修正・差し替えが行われるのだろう。
かつて「見開き一頁が丸々白紙だった」という恐怖の落丁本(しかも洋書)をつかんだ者にとっては正直微細な話だが、図書館的にはまずいし、直せるなら直したほうがいい。

となると、自分が今持っている無修正版は一体どうなるのだろう。

もしかすると幻の無修正版として珍本的価値を獲得するのでは!?
ちょっとわくわくしてきた。クソ高いとか文句を言いつつも予約で購入して本当に良かった。

変な付加価値がついた気分で、改めてにこにこ事典を読みかえしてみた。意外なところに気づかないもんだなあ。
そこでふと思った。修正版はどうなるのだろう。

これだけの事典をまさか刷り直し・製本やり直しはしないだろう。糸綴じみたいだし、とんでもない出費になる。
と、なると、思いつくのはシールだ。上から正しい印字のシールを貼るのだ。

すると、今、手元にあるこの無修正版は、単なる「シールが貼られていない奴」になってしまうのか。
それは、ただの欠陥本じゃないか。
かくして修正がどうなるかによってこの事典は珍本と欠陥本の間で大きく揺れ動くことになった。

まあ、使う分にはどちらでもまったく問題ない。えーと、いい事典です。

プロフィール

カッタ

Author:カッタ
72年生まれ。
ちまちまとモノを購入するのが好き。
小銭に弱い。

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